イラン、イスラエルへの弾道ミサイル攻撃を準備か 米政府高官が見方示す
イスラエル軍がレバノン南部で「限定的」な地上作戦を続ける中、アメリカ政府高官はイランがイスラエルへの弾道ミサイル攻撃を準備しているとの見方を示しました。
イスラエルは1日も、隣国レバノン南部でイスラム教シーア派組織ヒズボラへの限定的な地上作戦を続けています。レバノンの首相は、全土でおよそ100万人が家を追われているとして、「歴史上もっとも危うい局面の一つに直面している」と述べました。
イスラエル軍は、ヒズボラがイスラム組織ハマス同様の攻撃を計画していたとして、数か月にわたりレバノンで急襲作戦をおこなってきたと明かしました。
一方、ヒズボラ側もイスラエルの諜報機関モサドの本部やテルアビブ郊外の軍事拠点などに向けミサイルを発射していて、戦闘は激化の一途をたどっています。
こうした中、アメリカ政府高官はイランが弾道ミサイルによるイスラエルへの攻撃を「間近に準備している」と明らかにしました。高官はまた、攻撃は「イランにとって深刻な結果をもたらすだろう」とけん制しています。