上海のスーパーで切り付け 18人死傷 男を拘束
中国・上海のスーパーマーケットで9月30日、男が刃物で切り付け、18人が死傷する事件がありました。男は警察に拘束され「経済的なトラブルを抱え、恨みを晴らそうとした」などと話しているということです。
地元の警察当局などによりますと、37歳の林容疑者は9月30日夜、上海市内にある外資系のスーパーマーケット「ウォルマート」で、刃物で次々と切り付け、3人が死亡、15人がケガをしました。林容疑者は、その場で警察に拘束されたということです。警察当局は、林容疑者が経済的なトラブルを抱えており、上海に来て恨みを晴らそうとしたとしています。
中国では先月にも広東省深センで、日本人学校に通う男子児童が男に刺され死亡するなど刃物を使った殺傷事件が相次いでいます。
上海にある日本総領事館によりますと、ケガなどをした人の中に日本人はいなかったということですが、外出の際は、周囲の状況に留意するよう、注意を呼びかけています。