イラン大統領、ミサイル発射は「イスラエルの侵略に対応」
イスラエルは1日、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと発表しました。イランの大統領は「侵略への断固たる対応がとられた」とコメントし、イスラエルへの報復だとしています。
イスラエル軍は1日、イランからイスラエルに向けてミサイルが発射されたと発表しました。全土で警報が出され、避難が呼びかけられました。
イスラエルメディアは軍の話として、ミサイル180発のうち、多くを迎撃したと伝えています。イスラエルは、レバノンへの空爆でヒズボラの最高指導者ナスララ師を殺害し、1日にはおよそ18年ぶりにレバノン南部への地上侵攻に踏み切りました。
イランのペゼシュキアン大統領はSNSで「イスラエルの侵略に対して断固たる対応がとられた」とコメントし、今回の空爆はイスラエルへの報復だとしています。イランによるイスラエルへの直接攻撃は4月以来、2回目です。
イランの高官はロイター通信に対し、ミサイルの発射命令は最高指導者ハメネイ師が下したと語っています。
イスラエルのネタニヤフ首相は、自身のSNSで「イランは今夜大きな間違いを犯した。その代償を払うことになる」とコメントしていて、紛争の拡大は避けられない情勢です。