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【速報】東電 燃料デブリの取り出しに着手

2024年9月10日 7:20
【速報】東電 燃料デブリの取り出しに着手
福島中央テレビ

東京電力は10日、福島第一原発2号機の溶け落ちた核燃料・燃料デブリの試験的な取り出しに着手したと発表しました。

当初8月22日に着手する予定でしたが、燃料デブリの取り出し装置を押し込むパイプの接続順を誤り、作業は中断していました。

東京電力の計画では、原子炉の横から釣りざおのような形状の機械を差し込み、燃料デブリを2週間程度かけて最大3グラム採取します。

8日までにパイプを正しく並び変える作業を完了し、9日には小早川社長が福島第一原発構内にある遠隔操作室に入り、モニター越しに現場の状況を確認していました。

燃料デブリの試験的な取り出しは、2011年3月の原発事故後初めてです。

作業は10日午前6時34分に準備作業をはじめ、午前7時20分に着手しました。

現場に異常があった場合に備え、東電は2号機原子炉建屋の脇に新たに社員1人を待機させ、状況を確認できる体制を取りました。

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