沖縄近海を進む熱帯低気圧が、今後、台風に変わる見通しです。また、日本のはるか南にある熱帯低気圧も今後発達して台風に変わる見込みで、今後の情報に注意が必要です。

■10日(火)夜には沖縄近海で新たに台風発生の見込み

沖縄の宮古島の北を熱帯低気圧(b)が通過中です。気象庁は10日(火)午前9時、この熱帯低気圧が今後12時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。熱帯低気圧は、すでに沖縄を通過し、今後は次第に離れていくため、影響が強まることは無さそうですが、熱帯低気圧や台風に向かって湿った空気が流れ込むため、沖縄や奄美ではこの後も雨の降りやすい状態が続きそうです。9日(月)夕方には、沖縄・伊江村付近で、1時間に120ミリ以上という猛烈な雨が降り、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。10日(火)も局地的には雷を伴って激しく降る予想で、引き続き土砂災害や低い土地の浸水などに十分な注意が必要です。

■日本のはるか南でも新たに台風発生か

熱帯低気圧aの進路予想(10日午前9時)

また、日本のはるか南のマリアナ諸島付近でも熱帯低気圧(a)が発達中で、こちらも今後24時間以内に台風となる見通しです。この熱帯低気圧は、今後、北西に進み、週末には沖縄付近に近づく予想となっています。10日(火)午前9時時点では、暴風警戒域はなく、それほど発達しない見込みですが、今後、見通しが変わってくる可能性もありますので、最新の情報を確認するようにしてください。