「台風が日本襲う確率、気候変動で高まっている」英研究チームが台風10号分析
台風10号について分析したイギリスの研究チームが、「こうした台風が日本を襲う確率は、気候変動により2割以上高まっている」とする分析結果を公表しました。
この研究は、イギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが、コンピューターのシミュレーションを用いて分析したものです。
温暖化など気候変動の影響がないと仮定したケースでは、台風10号のような現象がおこる確率は10年間でおよそ4.5回だったところ、気候変動によっておよそ5.7回に増え、2割以上高まった可能性があるとしています。
また、台風の最大風速も、7.5%強くなった可能性があるとしました。
研究チームの物理学博士は、「この研究は警告として受け止めるべきだ。人が温暖化をすすめる限り、台風は激しくなり続ける」と強調しています。