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大堀相馬焼の魅力を全国に発信!窯元が婦人誌の取材を受ける 福島・浪江町

2024年9月11日 19:07
大堀相馬焼の魅力を全国に発信!窯元が婦人誌の取材を受ける 福島・浪江町

東日本大震災と原発事故から11日で13年半です。

浪江町では大堀相馬焼の窯元が故郷に戻り作陶を再開させるなど復興が徐々に進んでいます。
一方、課題は長年避難指示が続いていた場所にどう人を呼び込むか。本格的な再建に向けて窯元は新たな挑戦を始めています。

2023年一部の避難指示が解除された浪江町の大堀地区。
ここで工房と店を構えるのは大堀相馬焼の窯元の一つ「陶吉郎窯」です。

■陶吉郎窯 近藤 学さん
「長年ここでやってたので、13年の空白があったけど、なんか自然な感じ。ただいまて帰ってきたみたいな」

陶吉郎窯当主の近藤学さん。
原発事故の後、避難先のいわき市に窯を構え作品づくりを続けてきましたが、2024年6月、念願だった故郷で工房と店を復活させました。

ただ、ある課題を感じているといいます。

■陶吉郎窯 近藤 学さん
「周りの環境が13年前と全く変わっている。もちろん人もいない」

震災と原発事故から13年半。
避難指示が解かれても、帰還の問題や交流人口が思うように進まず、町のにぎわい回復はまだ途上です。
そこで、近藤さん。

大堀相馬焼の魅力を全国へ発信しようと立ち上がったのです。
11日は女性誌の「婦人画報」の取材を受け、その魅力を伝えました。

■陶吉郎窯 近藤 学さん
「浪江町の復興や再建なども含めて、多くの人に理解してもらって、より多くの人に足を運んでもらいたい。その1つのきっかけになればありがたい」

今後、大堀相馬焼の故郷での復活のストーリーなどが企画として掲載される予定です。