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兵庫県議全員が「辞職」要求へ「不信任決議案」を19日に提出へ 斎藤知事は改めて続投表明 

2024年9月11日 17:54
兵庫県議全員が「辞職」要求へ「不信任決議案」を19日に提出へ 斎藤知事は改めて続投表明 

 兵庫県議会のすべての議員から辞職を求められることになった斎藤元彦知事。現在も会見を行っています。先ほど「県民の事を思うと」と話始めると涙を浮かべるシーンもありました。拒否した場合、最大会派の「自民」が、不信任決議案を提出することを視野に調整していることが分かりました。これを受け、斎藤知事が語ったこととは?

 兵庫県 斎藤元彦 知事
「道義的責任というのは何か、私はわからない」

 四面楚歌とも、孤立無援ともいえる状況に追い込まれた兵庫県の斎藤知事。86人いる兵庫県議会の議員全員から、辞職を求められることになっています。

 知事が辞職を拒否した場合、最大会派の「自民」が19日の本会議初日に不信任決議案を提出することを視野に調整していることが分かりました。

 不信任決議案については、これまで立憲民主系の「ひょうご県民連合」も提出する方針を示していて、出席者の4分の3以上が決議案に賛成した場合、 知事は10日以内に議会を解散するか辞職するかを迫られることになります。

 3年前の知事選で斎藤氏を推薦した“身内”の維新は―。

 維新 吉村洋文 共同代表
「道義的責任はあると思う。告発者が亡くなっている事実もある。今、県政が混乱している事実もある。ここは間違っていたと認めて辞職するべきだ、というのが私の考えです」

 辞職への圧力が強まる中、11日、斎藤知事は―。

 兵庫県 斎藤元彦 知事
 「(辞職要求は)大変、重い申し入れだと真摯に受け止めたい。私の対応としては、文書問題への調査をしっかりやっていくことと、9月補正や来年の当初予算の議論をやっていくのが私の大事な思い」

 Q)仮に議会解散なら、百条委員会も一旦消滅するが?

 兵庫県 斎藤元彦 知事
 「不信任決議案の対応については地方自治法に基づく決議なので、法律の規定に基づいて判断していくことになるので、ここは議会側が提出も含めて、可決も含めて判断するので、それは議会側の判断だ」

 県議会との全面対立という異例の事態にまで発展する中、この局面をどのように打開していくつもりなのでしょうか。

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