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【解説】斎藤知事、涙ながらに続投の訴え 19日にも「不信任案」提出へ 斎藤知事の今後はどうなる?

2024年9月11日 19:51
【解説】斎藤知事、涙ながらに続投の訴え 19日にも「不信任案」提出へ 斎藤知事の今後はどうなる?

 11日の会見で知事は「私自身は決して完璧な人間ではない、いろんな間違いもあったかと思うが、自分自身は一生懸命、県民のためにやっていきたい」と涙を流しながら続投の意向を訴えました。そして今、「不信任案が19日に提出へ」と進んでいるのですが、実際に提出されるとどうなるのか解説です。(解説=足立夏保キャスター)

■不信任決議案 可決なら?

 不信任案がもし可決されますと、知事は失職もしくは議会解散のどちらかを選ぶことになります。

 自ら失職を選んだ場合は知事選が行われまして、議会解散となった場合は県議選が行われます。新たな議会が作られ、不信任案を再可決された場合は失職となるわけです。

 いずれにせよ選挙が行われますので、お金が費用がかかってきます。どれくらいかかるのでしょうか。

■県議選・知事選の費用は?

 兵庫県によりますと、前回の選挙では約16億円。知事選では前回、約18億円かかったということで、今回も同レベルの金額がかかると想定されているわけなんです。

 そもそも、この不信任決議案が可決された例というのもこれまで少ないんです。

■不信任決議案の可決例 

 髙橋克哉解説デスク 
「都道府県知事に対する不信任案を可決した例というのは、過去4例しかなくてその場合はいずれも知事が即失職を選んでいます。おそらくなんですけれども、2回選挙やるのと1回選挙やるのでは10億円単位で違いますので、そのあたりを斉藤知事こういう状況になったらですね、県民の大切な税金をどう使うのかというところも、判断として問われると思います。」

■斎藤知事の今後は

 県政を進めていくためにも、斉藤知事がどういった選択をするのかが問われています。

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