佐世保海上保安部 乗組員の不正受給、新たに66隻で判明
長崎県の佐世保海上保安部に所属する巡視艇など5隻の乗組員が、航海日当を不正に受給していた問題で、海上保安庁は新たに66隻で不正受給が明らかになったと発表しました。
ことし7月、佐世保海上保安部に所属する巡視艇など5隻の乗組員が、短時間の航海だったにもかかわらず、時間を水増ししたウソの内容を航海日誌に記載し、日当を過大に受給していたことが明らかになりました。
これを受け、海上保安庁は全国の船を対象に調査していて、新たに全国11管区のうち9管区に所属する巡視艇など66隻で、不正受給があったことが分かりました。
すでに発覚していた5隻の乗組員も含めて374人が15万6000円ほどを不正に受給していたということです。
今回、調査したのは、ことし4月から6月までの支給分で、今後、過去3年分にさかのぼって調査を進めるほか、再発防止検討委員会を設置して、抜本的な再発防止策を検討するということです。