羽田空港の航空機衝突事故で再発防止策、管制官の補助人員を配置へ 国交省
羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故を受け、国土交通省は離着陸の指示を出す管制官を補助する人員を新たに配置するなどの再発防止策をとりまとめました。
斉藤国交相「監視体制の強化を図るため、まずは夏の繁忙期前に航空管制官を増員できるよう、至急準備を進めてまいりたい」
再発防止策では、離着陸する航空機に指示を出す管制官を補助するための別の管制官を配置するとし、夏までに主要空港を中心に緊急増員する方針を示しています。
また、滑走路の誤進入があった際に管制官へ注意喚起を行うモニターに警報音の機能を追加することなどが盛り込まれました。
一方、管制官が離陸順を伝える「ナンバーワン」の言葉については、海保機が離陸許可と取り違えた可能性があり、事故後、使用を取りやめていましたが、有用だという現場の声が多く、国交省は十分周知した上で、来月末に再開する予定だということです。