民間人による初の船外活動をめざし、宇宙船「クルードラゴン」がアメリカ南部フロリダ州から打ち上げられました。

イーロン・マスク氏が率いるスペースXは10日、実業家ら4人を乗せた宇宙船「クルードラゴン」をフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げました。

今回の飛行は、人類が将来宇宙で生活するため、データ収集などを行う「ポラリス計画」と名付けられ、宇宙船はアポロ計画以降としては地球から最も遠い、高度1400キロ地点で放射線の人体への影響を調べる予定です。

また、スペースXが開発した宇宙服で、史上初の民間人による船外活動を行うほか、およそ40の実験が予定されています。

宇宙船はおよそ5日間のミッションを行い、フロリダ沖に帰還する予定です。