宇宙船「スターライナー」無人で地球に帰還
有人での帰還を断念したボーイング製の宇宙船「スターライナー」が、無人で地球に帰還しました。
アメリカの民間企業ボーイングが開発した宇宙船「スターライナー」は、日本時間7日午後1時すぎ。パラシュートを開いて減速しながらアメリカ西部ニューメキシコ州に着地し、無人で地球への帰還を果たしました。
2人の宇宙飛行士を乗せたスターライナーは今年6月に打ち上げられ、ISSに到着しましたが、装置に不具合が見つかったため、NASAは、安全性を考慮しスターライナーでの有人帰還を断念しました。
アメリカ人宇宙飛行士2人は、当初1週間だった滞在予定を来年2月まで大幅に延長し、スペースXの宇宙船「クルードラゴン」で帰還する予定です。
無人で帰還した「スターライナー」は、不具合の解析や設計の改善に役立てられるということです。