イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業「スペースX」が14日、開発中の大型宇宙船「スターシップ」の3回目の試験打ち上げを行いました。

「スペースX」が開発中の大型宇宙船「スターシップ」は、将来的に月や火星への有人飛行を想定したもので、日本時間14日午後10時25分ごろ、アメリカ・テキサス州から試験飛行のため無人で打ち上げられました。

過去2回の打ち上げでは、打ち上げ後にいずれも爆発していましたが、今回は計画通り宇宙空間に到達し、その後、大気圏に再突入したタイミングで通信が途絶えたということです。

アメリカメディアは、「重要なマイルストーンを達成した」などと伝えていて、試験飛行は、ほぼ成功したととらえられています。

「スターシップ」は、アメリカが中心となって進める月探査プロジェクト「アルテミス計画」の一環で、人では最大100人、貨物では最大150トンを運ぶことが可能とされています。