猪苗代ボート事故“控訴審”始まる これまでの経緯・福島
30日から始まった猪苗代ボート事故の控訴審ですが、これまでの経緯を振り返ります。
2020年9月に発生したボート事故をめぐっては、1年あまりが経った2021年12月に福島地裁で初公判が始まりました。
一連の裁判で検察側は「見張りがあれば事故を回避できた」と指摘したのに対し、弁護側は「被害者は遊泳禁止区域に浮いていた。被害者らを目で確認することは客観的にみてもできなかった」と過失を否定していました。
一審の福島地裁は2023年3月「適切な安全確認をしていれば、被害者らを発見し衝突を回避できた」として被告に禁錮2年の実刑判決を言い渡しました。
今後の控訴審でも、こうした点が争われる見通しで、仙台高裁がどのような判断をするのか注目です。