宮城県の印刷会社がサイバー攻撃を受けて、卒業アルバムのデータが流出した可能性がある問題で、福島県内でもいわき市の30の小中学校が、この会社に卒業アルバムの制作を委託していたことが分かりました。

サイバー攻撃を受けたのは宮城県の印刷会社の「斎藤コロタイプ印刷」で、2023年度の卒業アルバムに掲載された氏名や写真など約17万件のデータが流出した可能性があるということです。

この問題を受けて県内のそれぞれの教育委員会は学校に確認を進めていますが、いわき市の教育委員会によりますと少なくとも市内30の小中学校が写真館などを通して、この業者に卒業アルバムの制作を委託していたということです。

ただ、これまでに二次被害は確認されていないということです。

県の教育委員会もこの業者に対し、卒業アルバムのデータが流出した可能性のある県内の学校について確認を進めています。

福島市、郡山市の教育委員会も確認しているということです。