福島第一原発2号機にあるタンクの水位が低下した問題で、東京電力は建屋3階の部屋で水漏れが確認されたことから、タンクとつながるその部屋の配管にトラブルがあったとみていて、漏れ出た水は25立方メートルほどと推定されています。

8月9日、2号機の使用済み燃料プールの水位を確認するタンクの水位が低下し、東京電力はプールの冷却を止めて原因を調べています。

放射線量が高くロボットで調べたところ、タンクの配管が通る建屋3階の部屋から水が漏れ出ているのが確認され、その部屋の配管に問題があったとみています。

■東京電力担当者
「水は同フロアにある原子炉建屋地下1階に通じる排水口に流れており、現時点では他のエリアへの漏洩は確認されておりません」

使用済み燃料プールの水位や温度に問題なく、漏れ出た水は25立方メートルほどと推定され、漏れ出た場所の確定や対策を行う方針です。