相次ぐ金属窃盗 盗難増加の背景には…金属価格の高騰か 全国一律での規制強化も検討
警察がマークしている犯罪の一つが、金属窃盗です。2023年よりも6割ほど増えていて対策を強化しています。
道路の側溝に被せてある、金属製のふたに、銅線…さらには、橋の名前が書かれた板までと、今、街にある様々な金属が盗まれ、問題となっています。
県警のまとめでは、2024年9月末時点で約600件の被害が確認されていて、2023年の同じ時期に比べると6割ほど増加していると言います。
しかしなぜ、今、金属窃盗が相次いでいるのか?県警は、こう分析しています。
■県警本部 生活安全企画課 髙野弘一 調査官
「金属価格の高騰により、金属の財産的価値が高まったことが一つの要因」
世界的な需要の高まりもあって、2020年以降、金属価格が高騰しているのです。それが、盗難増加の背景の一つとされています。
盗んだものを業者などに持ち込み、お金に変える。こういった犯行が多いそうです。
捜査関係者によりますと、「換金目的で盗んだ」という供述や盗難品を金属買取り業者に売却していた記録が捜査のなかで出てきたということです。
警察も、金属の買取りを行っている業者をまわって、注意を呼びかけています。
買取り業者側も、不審な取り引きにならないよう、取引先以外の訪問があった場合には、本人確認を徹底するなど、対策をとっています。
■買い取り業者
「盗品と思われるものは買い取りをしないという方針なので、ブレずにやっていきたい」
全国で相次ぐ金属窃盗に歯止めをかけるため、警察庁は、買い取り業者に売却者の本人確認を義務付けるなど、全国一律での規制強化の検討を進めています。
道路の側溝に被せてある、金属製のふたに、銅線…さらには、橋の名前が書かれた板までと、今、街にある様々な金属が盗まれ、問題となっています。
県警のまとめでは、2024年9月末時点で約600件の被害が確認されていて、2023年の同じ時期に比べると6割ほど増加していると言います。
しかしなぜ、今、金属窃盗が相次いでいるのか?県警は、こう分析しています。
■県警本部 生活安全企画課 髙野弘一 調査官
「金属価格の高騰により、金属の財産的価値が高まったことが一つの要因」
世界的な需要の高まりもあって、2020年以降、金属価格が高騰しているのです。それが、盗難増加の背景の一つとされています。
盗んだものを業者などに持ち込み、お金に変える。こういった犯行が多いそうです。
捜査関係者によりますと、「換金目的で盗んだ」という供述や盗難品を金属買取り業者に売却していた記録が捜査のなかで出てきたということです。
警察も、金属の買取りを行っている業者をまわって、注意を呼びかけています。
買取り業者側も、不審な取り引きにならないよう、取引先以外の訪問があった場合には、本人確認を徹底するなど、対策をとっています。
■買い取り業者
「盗品と思われるものは買い取りをしないという方針なので、ブレずにやっていきたい」
全国で相次ぐ金属窃盗に歯止めをかけるため、警察庁は、買い取り業者に売却者の本人確認を義務付けるなど、全国一律での規制強化の検討を進めています。
最終更新日:2024年12月24日 18:56