非常に強い台風10号は、九州の南の海上にあってゆっくりと進んでいます。29日には、鹿児島県付近に上陸して、その後は列島縦断するおそれがあります。

福島県内には、31日土曜日から1日日曜日ごろ最も近づく予想です。特に大雨や暴風のおそれがあるのが、31日土曜日の午前中です。波も高くなる恐れがあり、特に31日土曜日の午前中から昼過ぎにかけては警戒が必要です。

土曜日の台風の中心付近の最大風速は30メートルと予想されています。時速に換算するとどのくらいの風なのかというと、110キロくらいで、高速道路を走る車よりも速い速度なんです。

こうした風が吹き荒れると、以下の被害が想定されます。

①人は何かにつかまっていないと立っていられない。また飛んでくるものによって負傷するおそれがあります。
②木が倒れたり、看板が落下したりする。
③屋根瓦が飛んだり、固定していないプレハブ小屋が動く。
④ビニールハウスのフィルムが広範囲に破れてしまう。

ただ、台風は予報円が大きく進路や速度の予想には、まだ幅があります。このあとも最新の情報をこまめに確認してください。