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【天気】奄美や九州南部、過去に経験のない記録的な大雨の可能性

2024年8月27日 21:19
【天気】奄美や九州南部、過去に経験のない記録的な大雨の可能性

台風10号の影響は長引きそうです。今週末にかけて厳重な警戒を続けてください。

台風情報です。台風10号の中心は、27日(火)夜は奄美大島の東海上にあります。この後もゆっくりとしたスピードで北上し、29日(木)から30日(金)にかけて九州に接近し、上陸する恐れがあります。その後、進路を東寄りに変える見込みです。

この台風、日本列島にかなり近づいているにもかかわらず、予報円が大きくて、まだ予想が定まっていません。日本列島に大きな影響が出そうですから、今後も最新の情報で、進路や接近のタイミングを確認してください。

27日夜は、台風本体の雨雲は九州の南海上でまだ離れていますが、湿った空気や秋雨前線の影響で、北日本から西日本の所々で激しい雷雨となっています。

特に東北、岩手県の雲が発達していて、岩手県内陸部では線状降水帯が発生、盛岡市付近では1時間におよそ100ミリの記録的な大雨が降ったとみられます。命に関わってくるような災害発生の危険度が急激に高まっていますので、避難情報など確認するようにしてください。

予想雨量です。奄美では28日(水)夕方までの多いところで400ミリ、29日夕方までの24時間で九州南部では600ミリと、3日間の雨量を合わせると、これまでに経験したことのないような記録的な大雨となる可能性があります。

予想される最大瞬間風速は、奄美や九州南部で65メートルから70メートルと、一部家屋が倒壊するような猛烈な風が吹くでしょう。波の高さは奄美や九州南部で10メートルと、海上は猛烈なシケとなりそうです。

これから台風は接近してきます。大雨、暴風、高波などに厳重な警戒を続けてください。