数か月程度かかる可能性も 燃料デブリの取り出し 作業再開の見通し立たず 福島第一原発
機械のトラブルで、作業が中断している福島第一原発2号機の燃料デブリの取り出しについて、東京電力は18日も復旧作業を続けましたが、トラブルは解消されませんでした。
東京電力は、9月10日、福島第一原発の2号機で燃料デブリの試験的な取り出しに着手しましたが、カメラの映像が映らなくなるトラブルが発生し、作業は中断しています。
復旧するまでは、燃料デブリの取り出しは難しく、作業再開の見通しも立っていません。
東京電力は復旧作業を続けるとしていますが、関係者によりますと、装置を一度、原子炉格納容器の外に出して原因調査などを行う場合、作業再開までには、数か月程度かかる可能性があり、今後の取り出しスケジュールにも影響が出そうです。