県内もおもちゃ市場が熱い!市場支える“キダルト”とは・福島
日本は少子化が叫ばれていますが、そんななかにあっても「おもちゃ」は売れ行きが好調だといいます。
その背景には、子ども心を忘れない大人の存在がありました。
このところ、おもちゃの売れ行きが絶好調です。
日本玩具協会によりますと、2023年度の国内のおもちゃ市場は、過去最高となる市場規模1兆円を突破。
「おもちゃ」といえば子どものイメージですが、この好調さをひっぱっているのは、実は「大人」の存在が大きいというのです。
取材したのは、おもちゃの大手量販店「トイザらス」。
ボードゲームに立体パズル。
子どもたちが目をきらきらさせ商品を選んでていますが、そんな売り場の一角には?
■王国屹記者
「お店の入り口近くにあるこちらのコーナー、なんと、すべてが大人でも楽しめるおもちゃが並ぶ、キダルトコーナーとなっています」
おもちゃの売れ行きが好調なのは、子ども心を忘れない大人の需要が増えているからなんです。
最近ではこうした大人のことを「キッズ」と「アダルト」をかけ合わせた造語「キダルト」といい、店では「キダルト」の専用コーナーを設けるほどです。
■トイザらス 郡山店 奥田誠司 副店長
「今はおもちゃが好きな大人が非常に増えており、それが売り上げを伸ばしている一つの要因」
なかでも人気のおもちゃというのが…
■トイザらス 郡山店 奥田誠司 副店長
「当店で人気が高いのがこちらのブラインドボックスと言われる、中身がわからない商品となっている」
コレクション性の高いミニチュアやフィギュアです。
SNS映えを狙って集めている人やまとめ買いをする人も多いそうです。
ほかにも…
■トイザらス 郡山店 奥田誠司副店長
「好きなキャラクターやアイドルの写真を使って、気軽にグッズを作れる商品となっている」
自分だけのオリジナルのキーホルダーを作ることができる、いわゆる「推し活」をターゲットにしたおもちゃや難易度の高いブロックゲームも人気だということです。
■トイザらス 郡山店 奥田誠司 副店長
「お子さんのおもちゃだけではなく、大人向きのおもちゃも取り扱ってるので、ぜひお子さんを連れて、親御さんや若い人も来店してもらえればと思う」
おもちゃ市場を支える「キダルト」の存在。
年々、おもちゃは進化していますがそれに魅了される「子ども心」だけは、大人になっても変わらないようです。