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インターハイ男子サッカーが福島県で開幕 賑わい創出や復興を伝えるきっかけにと期待

2024年7月26日 19:19
インターハイ男子サッカーが福島県で開幕 賑わい創出や復興を伝えるきっかけにと期待
インターハイ男子サッカーが開幕しましたが、福島県内で強豪チームの試合が行われるのはワクワクします。
これからは毎年、福島県で開催されることになりますが、地元の関係者からはインターハイをきっかけに賑わいが生まれると期待の声が聞かれます。

インターハイ男子サッカーの試合会場の一つで、ホテルやレストランも入るJヴィレッジです。
■Jヴィレッジ ホスピタリティ事業部 佐藤眞心さん(22)
「間近で強豪校の試合が見られるのは嬉しいのと、また自分のなかでの宝物が出来たなと…また賑わいが戻ってくるなと感じました」

13年前の原発事故で収束作業の前線基地となったJヴィレッジ。天然芝を復活させて5年前に全面再開し、再び「サッカーの聖地」そして「復興のシンボル」として歩みを進めています。

インターハイ男子サッカーではJヴィレッジをはじめ福島県内6会場で試合が行われます。
期間中は選手や観客など延べ3万5千人以上の来県が見込まれていて、Jヴィレッジの関係者も期待を寄せています。
■佐藤眞心さん(22)
「期間中ここに滞在していただいていろんな場所に行っていただいて、思い出を残していって頂きたいと思っています」

Jヴィレッジをはじめ、近隣のホテルでも大会期間は、ほぼ満室となっていて、宿泊や飲食、さらには観光などでの経済効果も期待されます。

一方、インターハイの県内開催で、こんな期待の声も。
■フィールドパートナー浪江町地域おこし協力隊 石山佳那さん
「ふだん団体さんの受け入れのみだと思うので、個人で受け入れるという機会は中々ないのですごく貴重な機会だと思います」
それが福島の復興の現状を知ってもらうことです。福島県はインターハイの期間中、Jヴィレッジ発着で被災地を回るバスツアーを実施します。

全国から多くの人が福島県内を訪れるインターハイ。震災の教訓や復興の現状などを発信するのが狙いです。
浪江町の地域おこし協力隊として活動する石山さんは総合案内人として、バスに同乗し福島の今を伝えます。
■フィールドパートナー・浪江町地域おこし協力隊 石山佳那さん
「ぜひこの機会なので私たちと一緒に回って、今の浜通り地域どうなっているのかというところを一緒に見て欲しい」
福島県内で熱い戦いが繰り広げられることになるインターハイ男子サッカー。
賑わいの創出や復興の現状を伝えるきっかけになることも期待されます。