「本当におかえりなさい」…「JFAアカデミー福島」女子生徒が約13年ぶりに福島に帰還【福島県】
震災と原発事故により拠点を静岡に移して活動を続けてきたサッカーのエリート選手を育成する「JFAアカデミー福島」。このうち女子の選手たちが21日、13年ぶりに福島に帰ってきました。
21日午後2時頃の楢葉町、多くの人たちが拍手で一台のバスを迎えました。そこにやってきたのが「JFAアカデミー福島」の女子の生徒たちです。およそ13年ぶりに本拠地へと戻ってきました。中高一貫教育でサッカーのエリート教育を進めるため2006年に誕生した「JFAアカデミー福島」。震災、原発事故後は拠点を静岡県御殿場市に移して活動を続けてきましたが、かつての拠点=「Jヴィレッジ」が2019年に再開したことから2021年に、アカデミーの男子が福島に帰還。そしてこの春、女子も福島に帰ってきました。13年ぶりに本来の形での活動となる「JFAアカデミー福島」。生徒たちを受け入れる楢葉町としても喜びはひとしおです。
■楢葉町 青木洋教育長
「多くの楢葉町民が皆さんが帰ってくるのを長いこと待っていました、本当におかえりなさい」
■JFAアカデミー福島 樋口梨花
さん「この福島でまたサッカーをより盛り上げて行けるよう私たちもアカデミーらしいサッカーを続けていきたいと思います。これからどうぞよろしくお願いいたします」
「JFAアカデミー福島」の女子は新入生を含め40人がここ福島でサッカーの技術を磨きます。