目指すのは「もうかる循環型林業」 地元の木材を使って製材をつくる工場が完成 広島・庄原市
庄原市に、主に地元の木材を使って製材をつくる工場が完成しました。目指すのは「もうかる循環型の林業」です。
■テープカット
「それではどうぞ」
11日の竣工式には、湯崎知事や庄原市の木山市長ら約60人が出席。操業中の安全を祈願しました。
庄原市新庄町に完成した「フォレストワン庄原工場」は地元産木材を中心とした製材工場です。ウッドワンが100%出資し、約12億円をかけて建設しました。
■庄原市 木山耕三 市長
「使えなかった原木を山からどんどん出してくれることが本当にうれしいです。庄原のブランドとして県内で使っていけるという新しい喜びがあります」
庄原市の森林面積は約10万ヘクタール。古くから林業が盛んでしたが、木材価格の低下などにより森林の管理が行き届いていないのが課題です。新工場が目指すのは、森林資源を活かしながら次の世代に引き継ぐ「もうかる循環型林業」の構築です。
■フォレストワン 中本祐昌 社長
「庄原が誇れるようなこの工場で商品がつくられることによって地域が活性化されるような、そういう工場になればいいと思う」
工場はきょう(11日)から稼働し、今後3年をめどにスギとヒノキ合わせて約1万3000立方メートルを仕入れる予定です。
(2024年4月11日放送)