本場・広島で特訓! 来日中の日系ブラジル人2世が「お好み焼き」修業
こちらの女性は父親が広島出身の日系ブラジル人2世です。きょう(7日)、広島で重ねたある特訓の成果を披露しました。
緊張した面持ちを浮かべているのは、日系ブラジル人2世、森本直美リサンジェラさんです。
■ジュー♪
森本さんは、食文化の継承を目的としたJICAの研修で来日しました。オタフクソースの近藤さんのもとで学んだのは、お好み焼きの正しい焼き方です。
■森本直美リサンジェラさん
「イベントをやりながら、日本で食べているお好み焼きはこれで合っているのかという問題があったんです」
ブラジルには約270万人の日系人がいるとされ、サンパウロで毎年開かれる「日本祭り」は20万人が訪れるビッグイベントです。
森本さんは、この祭りで父の故郷のソウルフードであるお好み焼きを焼いていて、2日間で3000枚を売り上げる人気ぶりです。
しかし、その作り方はかなりユニーク。生地を焼いて野菜や肉をのせていくのではなく、野菜や肉は別で焼いて最後に生地をのせます。ソースは、とんかつソースとケチャップのブレンドです。
■アドバイス
「もうちょっと麺を広げて」
「はい」
きょう(7日)が3週間の研修の集大成。母国の祭りで大量に焼くことを想定して、鉄板のスペースを有効に活用しながら12枚を焼き上げます。
最後にソースと青のりをかけて完成です。
■森本直美リサンジェラさん
「Bom apetite(めしあがれ)!」
さあ、そのお味は…。
■オタフクソース お好み焼課 近藤奈緒さん
「キャベツもしっかり火が通っていて甘いですし、卵もふっくらと焼けていてとてもおいしいです」
■森本直美リサンジェラさん
「ブラジルでも広島風のお好み焼きをみんなに知ってほしい」
さっそく、6月の日本祭りで本場仕込みのお好み焼きがふるまわれる予定です。
(2024年6月7日放送)