渋滞発生の踏切を廃止 アンダーパスが開通 広島市東区
広島市のJR芸備線の踏切で発生していた渋滞を緩和するため、線路の下をくぐるアンダーパスが開通しました。
■久保田記者
「通勤時間帯に非常に混雑する中山踏切ですが、午前10時から踏切の下を通るアンダーパスが開通します」
アンダーパスは長さ約400メートル。片側1車線の車道と歩道で広島駅方面と温品方面を結びます。午前10時の開通にあわせ、渋滞が発生していた中山踏切は廃止されました。アンダーパスにより、これまで踏切がある交差点に集中していた車が分散することで、渋滞の緩和が期待されています。また、アンダーパスに歩道が設置されたことにより、ここ10年で約30件起きている踏切付近での事故も減るとみられています。
■付近の住民
「車通りが多かったので、ベビーカーを押して(踏切を)渡るのが怖いところがあったが、ここなら安心してくぐれる」
■広島市道路交通局 街路課 松岡宏昭課長
「踏切の閉鎖に伴い、交通形態が大きく変わった。これからその周知をして交通の混乱を少なくしたい」
広島市は看板を設置するなどし、通行ルートの確認を呼びかけています。
《2024年6月6日放送》