「インド独立の父」として知られるガンジーの「ひ孫」が広島を訪れ平和を訴え 広島
非暴力を唱え、「インド独立の父」として知られるガンジーの「ひ孫」が広島を訪れ平和を訴えました。
きょう、広島市役所を訪問したのはトーシャ・ガンジーさん。
マハトマ・ガンジー財団を立ち上げ、曽祖父が訴えた非暴力の継承や貧困者への支援を行っています。
■ガンジー
「旅行者としてでなく巡礼者として広島を訪れることが私の願望でした。過去の歴史の間違いを二度と繰り返さないよう我々の世代で決意を新たにする」
午後には広島市内で平和を訴える講演を行いました。冒頭、トーシャさんは暴力について考えさせる簡単な実験を始めました。
■ガンジー
「一人は拳を握り、もう一人がそれを開いてください、どんな方法でも構いません」
参加者たちは力ずくで開こうとしますが…
■ガンジー
「これが人間の性です挑戦を受けると自分の強さを証明したくなる。愛をこめて「拳を開けてください」とお願いする人は誰もいない」
平和の実現に向け、非暴力思想の根源にある「理解すること」を訴えます。
■ガンジー
「あなたの違いを認めます。違いがあっても愛するし尊敬する。それは単なる許容ではなく理解からくる愛と尊敬です」
あすは原爆資料館の視察や慰霊碑などへの献花を予定しています。
【2024年7月16日 放送】