宮島で火渡り神事 紅葉はまだ半分ほどの色づき
宮島の寺院では、伝統の神事「火渡り」がおこなわれ、参拝者たちが無病息災などを願いながら熱さの残る灰の上を裸足で歩きました。
モミジが半分ほど色づいた世界遺産の島・宮島。1200年あまりの歴史を持つ島最古の寺院「大聖院」では、願いを込めた護摩木を燃やして灰の上を歩く「火渡り」の神事がおこなわれました。境内に組まれたひのきでできた護摩壇に「無病息災」など願い事が書かれた護摩木が次々とくべられました。
煩悩を焼き尽くすとされる火の勢いが弱まると僧侶に続き、参拝者も、白い煙が立ちこめる長さ3メートルの灰の上を裸足で渡りました。
記者も歩いてみました。煩悩を捨て、無心で渡れば熱さを感じないとされていますが・・・。
■金丸真帆記者
「あたたかかったです。心がすっきりあらわれた気分で、健康に過ごせそうです。」
■参加した人は
「熱かったです。元気で歩きました。」
「家内安全、みんな健康で元気にということで、歩かせていただきました。」
例年より色づきが遅い紅葉の中で、来年の健康を願った参拝者たち。宮島観光協会によると現在の紅葉は3割から5割くらいの色づきで気温が下がれば翌週には見ごろを迎えるということです。
《2024年11月15日放送》