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機長がフロートを手動で出す 何らかの理由で着水するため 航空事故調査官が明らかに 3人死亡のヘリ事故

2025年4月7日 15:13
機長がフロートを手動で出す 何らかの理由で着水するため 航空事故調査官が明らかに 3人死亡のヘリ事故

長崎県の対馬から福岡に向かう途中の医療搬送用ヘリが6日、壱岐島沖で転覆しているのが見つかり、患者など3人が死亡した事故で、国の航空事故調査官は7日、ヘリに備え付けられた「フロート」と呼ばれる浮き具を機長が手動で出したことを明らかにしました。

この事故は6日、長崎県壱岐市沖で患者や医師など6人を乗せた医療搬送用ヘリが転覆しているのが見つかり、3人が死亡したものです。

事故を受け、7日午後、国の航空事故調査官2人が、ヘリの目的地だった福岡市東区の福岡和白病院を訪れ、機長や整備士など生存者3人から当時の状況について話を聞くなどしました。

■奥山克也 航空事故調査官
「どこに座っていたとか、どういうふうに脱出したとか、その前にどういう情報があったかというのは聞けました。でも機体を見ないと(事故原因は)分からない。」

また、航空事故調査官はヘリに備え付けられた「フロート」と呼ばれる浮き具を、機長が何らかの理由で着水するために手動で出したことを明らかにしました。

8日はヘリを運航していたエス・ジー・シー佐賀航空で、整備や運航の状況について調査するということです。

※FBS福岡放送zero2025年4月7日午後11時50分ごろ放送

最終更新日:2025年4月7日 15:13
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