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【宮脇カイセツ】広島でも店頭から消えた米 気になる新米の価格は? 

2024年9月5日 19:17
【宮脇カイセツ】広島でも店頭から消えた米 気になる新米の価格は? 

需要の高まりで、スーパーの店頭などでも米が姿を消す事態となっています。一方、県北の産地ではすでに収穫も始まっており、一日も早い新米の登場が待たれます。

広島市内のスーパーに並ぶのは、きのう(4日)の夕方入荷したばかりの米。開店と同時に手に取る人の姿がありました。

■客
「3軒目まわってきて、やっとここにあった」
■客
「ビックリしました。たくさんあったので、でも金額にビックリです」

先週末はこの店でも品切れとなり、値段は2023年に比べ約2倍です。一方で、今後は新米の入荷も見込まれており、冷静な対応を呼びかけます。

■たかもり 伊木英人 副社長
「とにかく慌てないで、本当にいるんだったら仕方ないけど落ち着くまで待つ方がいい」

県北の三次市では、収穫作業が始まっています。作木町大山地区の13ヘクタールの田んぼでは、9月から稲刈りが始まりました。今年は猛暑の影響が心配されましたが、標高300メートルの高さで栽培していることもあり、高温障害による影響は受けていないといいます。

■農事組合法人おおやま 山音昇三さん
「獣害も今年はほぼ回避できた。今年はまあまあいい、去年より」
 
今週中にはすべての田んぼで収穫を終えるということです。

  ■■■ スタジオ ■■■

■森拓磨アナウンサー
新米が出てきて状況は落ち着くのですか?

■宮脇靖知キャスター
県内のいくつかの米の販売店に話を聞くと、だいたい今月10日ごろから新米が出回るので徐々に品薄は解消されるのではないかということです。

気になるのが、きのうJA全農ひろしまが発表した「概算金」、農協が生産者に支払う金額の目安です。コシヒカリ・あきさかり、ともに去年よりそれぞれ3割~4割上がっています。理由は資材の高騰に品薄の状態が続いているからです。今後に関して、店頭価格がこれを反映して、3~4割上がる可能性も考えられるということです。

(2024年9月5日放送)