新庄市中心部に出没のクマ捕獲 けが人などなし クマは山に放される
山形県新庄市の中心部に1日午後、クマが出没し、市内の最上公園内に居座りました。クマは2日朝、公園内から逃げ出しましたが2日午前、捕獲されました。けが人はいませんでした。
拡声器の声「クマは最上公園の方向に移動中! いまグラウンドにいる。クマは最上公園方向に移動中です」
警察や市によりますと、1日午後1時半ごろ、新庄市十日町で体長およそ1メートルのクマ1頭が目撃されました。クマは、新庄中学校の玄関の軒下など市内中心部を移動し、その後、最上公園の中に居座りました。1日は市や警察などが警戒にあたり、地元の猟友会が公園内にわなを設置しました。
しかし、2日朝になっても捕獲には至らず、クマは2日午前7時ごろ、公園内から南に逃げ出しました。
消防団や猟友会などおよそ150人態勢で捜索に当たったところ、2日午前9時半すぎ、最上公園から南東におよそ200メートルの新庄市小田島町で発見。市が依頼した獣医師が麻酔銃を撃ち、クマを捕獲しました。
近くにいた人「上から麻酔銃で撃ってここで確保されて、あっちに連れていった」
クマはその後、山に放されました。人や建物などへの被害はありませんでした。