安芸郡海田町の「遺体なき殺人」 強盗致死などの罪に問われた女に懲役11年の判決 広島地裁
安芸郡海田町で男性が暴行を受け死亡した事件で、強盗致死などの罪に問われた女に、広島地裁は懲役11年の判決を言い渡しました。
判決によると、門美帆子被告は2022年6月、ほかの6人と共謀し当時71歳の男性に預けた投資資金を回収するため、海田町の事務所で暴力を加えました。そして、抵抗できない状態の男性から現金11万円を奪った上、さらに暴行し死亡させました。
11日の判決で、広島地裁は「死亡する危険性がある一方的で執拗な暴行で、生じた結果は重大」と指摘しました。一方で「被害者が被告人らから多額の現金をだまし取っていたことが犯行の原因」とし、懲役14年の求刑に対し、懲役11年の判決を言い渡しました。
(2024年7月11日放送)