被爆2世・大石秀邦さんが折り鶴に込めたメッセージ
折り鶴プロジェクトです。原爆投下直後に救護活動にあたった若者の体験を伝える、被爆2世のメッセージを紹介します。
被爆2世の大石秀邦さん。東広島市の県立賀茂高校で同窓会の事務局長を務めています。教師として、今も母校の教壇に立ちます。大石さんは、原爆投下直後、懸命に救護にあたった東広島の若者たちの手記を、ホームページで公開しています。今の若い世代にも、広く知ってもらいたいとの思いからです。
■被爆2世 大石秀邦さん
「まさに今の中高生と同年代の方々が本当に過酷な環境の中で体験されたことを、そして残された手記というのは非常に貴重なものだと思いますので」
記憶の継承に取り組む大石さん。折り鶴に込めたメッセージは…。
■大石秀邦さん(”次世代へつなげよう”と書かれた折り鶴)
「被爆の実相を語り継いで、次の世代へぜひつないでいきたい、という思いで、書かせてもらいました。」
「実体験として受け止めにくい状況は今後も進んでいくと思うんです が、いろんなカタチで工夫をしていけば、何とか継承の道を閉ざさずに、つないでいけるものと確信は持っています。」
《2025年3月7日放送》