SNS型詐欺の被害を防ごうと、広島県警が投稿した動画が話題になっています。耳に残る歌声と、派手でシュールな演出で、表示回数は450万回超え。制作者たちを取材しました。

■動画♪
「インスタ、ラインで言い寄って 心を惑わす アイラブユー～」

10月7日、県警公式Xに投稿された「詐欺のうた」。SNS型詐欺に多い言葉を取り入れた歌詞を、保育園児の元気な歌声に合わせ、警察官が踊った動画が450万回以上表示されています。

■安佐南警察署 生活安全課・高藤聡仁 警部補
「家族の前で子どもたちの前で必死に練習した。とても笑顔だった」

作詞に振り付け、編集を一挙に手掛けたのは、安佐南署の生活安全課鑑原和葉巡査部長です。

■安佐南警察署 生活安全課・鑑原和葉 巡査部長
「私の子どもに歌わせてみて理解をしてくれて、実際にテレビで詐欺の被害に遭ったと
　いうニュースが流れたときに、お母さん歌の通りだねと言った。子供でも通じている
　と思って」

歌うのは地元の園児たち。9月から、一生懸命練習を重ねました。

♪「あなたのロマンスつけこんであなたの心に入り込む」

園児たちが呼びかけます。

■園児
「詐欺に気をつけよう！！」

県内でのＳＮＳ型詐欺の被害（2024年1月から8月末まで）は、238件、約27億円あまりとなっており、県警が注意を呼びかけています。

（２０２４年１０月９日放送）