広島県東部も渇水の恐れ 芦田川水系 ダム貯水量半減
広島県東部ではダムの貯水量が半分以下となっています。福山市で13日、臨時の協議会が開かれ今後も貯水量が減り続ける場合、取水制限を行うことを決めました。
協議会には、ダムを管理する国交省や福山市の職員などが参加しました。県東部の芦田川を水源とする八田原ダムと三川ダムの貯水量は、現在あわせて1680万トン余りで、満水時の半分以下となっています。8月からの降水量が例年の4割ほどにとどまったことが原因です。
協議会では2つのダムの貯水量が1500万トンを下回った翌日から、工業用水と農業用水で20パーセントの取水制限に踏み切ることを決めました。まとまった雨が降らなかった場合、今月下旬から始まります。
■国交省・福山河川国道事務所 岡﨑尚也 副所長
「直接(市民の)生活に今のところ影響はないが、渇水に対する心掛けをしてもらえたら」
県内ではすでに江の川水系の灰塚ダムの周辺で取水制限が行われています。
《2023年12月13日放送》