インフルエンザ感染広がる 尾道市の小学校では学級閉鎖も
インフルエンザの感染が広がりを見せています。2日、東広島市の会社では感染を予防しようと集団ワクチン接種が行われました。
■宮脇アナウンサー
「昼休みの休養室はご覧のように多くの方が列を作って順番に集団接種をおこなっています」
広島県内でインフルエンザ感染の広がりが見られます。東広島市にあるこちらの会社では2日、希望した従業員134人に対し集団でのインフルエンザワクチン接種が行われ、社長自らも接種しました。
■ホウコクホールディングス 金谷俊宗 社長
「感染者が増えることで組織がストップしてしまう。早く受けておこうということで安心して仕事に従事できる」
広島市保健所では定点あたりの報告数が2週間前に前の週のおよそ2倍となる14.57人まで増えました。先週は18.83人とその数がさらに増え、感染は拡大傾向にあります。また、2日は尾道市内の小学校でインフルエンザによる学級閉鎖が発生しており、医師も早めのワクチン接種を呼びかけます。
■堀江内科小児科医院 堀江正憲医師
「11月12月に打つのが例年ですが、今年はインフルエンザの流行が早いので早めに打った方がいい。高齢者や子どもに症状の悪化が見られると、肺炎などいろいろな病気が出るので」
今シーズンは新型コロナとの同時流行も懸念されています。副作用が心配な人は間隔を空けるなど工夫しながら両方のワクチン接種を勧めます。
■堀江内科小児科医院 堀江正憲医師
「両方が流行すると医療がパンクするので予防接種によって守れるものは守って今年の冬を皆さんで元気で乗り切ることが大事」
新型コロナも5類に移行し行動範囲が広がるだけに、インフルエンザと併せた感染対策が求められます。
《2023年11月2日》