ドラフラ初優勝で弾み 新アリーナ建設への期待
広島ドラゴンフライズは1日に開かれたイベントでBリーグ初制覇をファンに報告しました。
そこで、ファンから聞かれたのは「新アリーナ」建設へ期待。
優勝を弾みに機運が高まりそうです。
1日のファン感謝祭には約1400人が詰め掛けました。
■広島ドラゴンフライズ 朝山正悟選手
「今シーズンどんなときもずっと応援してくださった皆さんのおかげで勝ち取った勝利だと思っています」
会場で披露されたのは、光り輝く優勝トロフィー。
ファンと喜びを分かち合い、抽せんで選ばれたファンとゲームで触れ合いました。
♪「愛してる~の響きだけで~」
選手たちは歌声を披露するなどシーズン中の緊張感から解放され、リラックスした姿が見られました。
一方、カープの本拠地マツダスタジアムに、ドラゴンフライズのファンが列をつくりました。
■開門
「ゆっくり上がってください」
開かれたのは、優勝報告会。
前日の発表にも関わらず、約6000人が集まりました。
スタジアムには、観戦を終えたばかりのサンフレッチェサポーターも集まるなど、多くの祝福の声に包まれました。
■広島ドラゴンフライズ エバンス選手
「雰囲気最高ですね。みんなのおかげで優勝しました!」
■広島ドラゴンフライズ 朝山正悟選手
「僕はこのチームに来てまさかこのような光景を見ることができるとは想像もしていませんでした。皆さんと共に優勝を勝ち取ったと思っています。本当におめでとうございます。ありがとうございます!」
■ファン
「万感ですね。いつか優勝できるとは思っていたけど、こんなに早いとは思っていなかった」
■ファン
「選手を間近に見られてよかったです。うれしいです。すごく感動しました」
ファンからは新アリーナ建設へ期待の声も聞かれました。
■ファン
「できたらうれしいよね。期待しています」
■ファン
「今日みたいに、(サンフレッチェの試合が)終わってから駆け付けられるように市内中心部にあれば」
■ファン
「サンフレッチェもカープも見に行っていますけど、広島が盛り上がっていくには、それぞれのスタジアムやアリーナができれば盛り上がると思うので、ぜひ作ってほしい」
新アリーナが望まれる理由は、2年後に控えた「Bリーグプレミア」の発足です。
参入には平均入場者数や売上高の条件が設けられ、5000席以上の客席を備えた本拠地が必要です。
しかし、現在の本拠地、広島サンプラザの収容人数は最大で4500人ほどにとどまります。
去年3月、広島グリーンアリーナの本拠地使用を認められたものの、アリーナ整備は喫緊の課題です。
■湯崎英彦知事
「みんなスタジアム欲しい?」
サンフレッチェは2012年のJ1初優勝で機運が高まり、念願の新スタジアムが今年完成しました。
先週、優勝の報告を受けた広島市の松井市長は…。
■松井一実市長
「こういったものは多くの応援する方々を広めて、持続的な支援がいただける状況を作って官民が応援する態勢を作る中で、きっちりしたものができれば」
浦社長は今回の優勝を弾みに、新アリーナへの期待感を示しました。
■広島ドラゴンフライズ 浦伸嘉社長
「サンフレッチェも優勝してスタジアムの話が一気に加速したと聞いているので、我々も日本一を取らせてもらったので、アリーナの話も加速することを願っています」
先月開かれたシンポジウムには、県の観光連盟や街づくりの専門家らが参加。
バスケットの試合とともにイベントも開催できるアリーナの可能性について議論を深めました。
初優勝に盛り上がる広島の街。
次なる「最高の景色」に向けたクラブの歩みが続きます。
【2024年6月3日 放送】