オオムラサキの羽化が最盛期 同じ名前のPRキャラクターも登場 広島・府中市
国蝶として保護されているオオムラサキの羽化が、府中市の繁殖地で最盛期を迎えています。このチョウをイメージした市のPRキャラクターも登場しました。
神秘的な生命の営み…。
日本の国蝶に指定されているオオムラサキの羽化です。
さなぎの背中が割れ始めてから約2分半。鮮やかな羽をもつチョウが姿を現しました。
府中市では、40年以上前から守る会が保護と繁殖に取り組んでいます。オオムラサキは1957年に国蝶に指定。環境破壊などで数が減り、現在は準・絶滅危惧種です。
■オオムラサキを守る会 後藤功 会長
「今年は蝶が元気です。立派な卵を(産んで)子孫を残してくれたら」
6月末までに約350匹が羽化し、7月7日に自然に放つ予定です。
一方、同じ名前を持つ府中市のキャラクターがお披露目されました。
■府中市広報キャラクター 大夢楽咲煌
「夢を叶える、笑顔を咲かせるⅤチューバ―、大夢楽咲煌です!」
府中市の広報キャラクターに任命された大夢楽咲煌(おおむら・さき)です。青い和服は国蝶のオオムラサキをイメージ。名前は市民の投票で決まりました。
■府中市 小野申人 市長
「咲煌ちゃん、府中市はどんな所がいいと思う?」
■府中市広報キャラクター 大夢楽咲煌
「美味しい食べ物が沢山あるところで、きれいな場所とかキャンプ場とかがいっぱいあるところが、私はすごく魅力的だなと思う」
今後は「バーチャルユーチューバー」として、市の観光情報などを動画で発信します。府中市を代表する存在としてオオムラサキが活躍します。
(2024年6月20日放送)