広島テレビ「ネバーアゲイン~つなぐヒロシマ被爆80年~」 2025年8月に「広テレ平和WEEK」を開催
広島テレビが去年8月にスタートさせた「ネバーアゲイン~つなぐヒロシマ被爆80年~」。
被爆80年となる2025年も3つのプロジェクトを柱にキャンペーンを展開し、8月には「広テレ平和WEEK」として番組とイベントを連動させた形で平和のメッセージを発信します。
キャンペーンの柱の一つは、シリーズ「キノコ雲の上と下」です。
■原爆を投下したレーダー対策士
「広島では撃墜された時のために 青酸カリのカプセルを渡されていた」
■原爆を投下した副操縦士
「オゾンの味がした街はすでに燃え上がり 火は川の支流や郊外にまで広がっていた」
独自に入手した音声と手記から原爆を落としたアメリカ兵の苦悩と葛藤に迫ります。
キノコ雲の上と下、双方の視点から原爆投下を見つめ、戦争の絶対悪を訴える番組をシリーズで展開します。
2つ目は「折り鶴プロジェクト」です。世界中の市民や著名人に平和への願いを込めて折り鶴を折ってもらうものです。
■被爆者
「世界が平和になりますようにというそういう祈り」
■小学生
「被爆者の方々も年々少なくなってしまっているのでそれを伝えていくのが私たちの使命」
集めた折り鶴は、平和に関するイベントなどで活用する方針です。
3つ目は「記憶の解凍プロジェクト」です。入社1年目の記者が高校時代から取り組んできた活動で、AI技術と被爆者との対話をもとに、被爆前後の白黒写真をカラー化します。
人々の営みや日常を蘇らせることで被爆者の記憶を解凍し次世代に想いを繋げます。
■被爆者
「明るい色は、平和な色です」
広島テレビでは、今年8月1日から6日に「広テレ平和WEEK」を開催。
番組とイベントを連動する形で様々なコンテンツを展開し、平和のメッセージを発信していきます。
私たちはキャンペーンを通して、「核兵器の使用を二度と繰り返してはいけない」というメッセージを、広島から世界に発信していきます。