広島市の複合商業施設「おりづるタワー」の壁に積み重なった折り鶴が100万羽に達し、セレモニーが開かれました。

■アナウンス
「それでは、100万羽目の折り鶴の投入をお願いします！ただいま100万羽達成しました～」

「おりづるタワー」のシンボル、高さ約50メートルの「おりづるの壁」に、100万羽目が投げ込まれました。

記念すべき1羽を折ったのは、広島市佐伯区から訪れた家族です。セレモニーには、広島のローカルキャラー「ひろくま」も登場。100万羽達成を祝福しました。

■100万羽目の鶴を投入
「下に折り鶴がいっぱいあって、みなさんいろんな気持ちを込めて折り鶴を折られて、それがいっぱい積み重なっているんだと思うと、すごく感慨深い気持ちでした」

「おりづるタワー」は、広島の新しいランドマークとして2016年にオープン。「おりづるの壁」には観光客などが平和を願って折り鶴を投げ入れてきました。

■ヒロマツホールディングス　松田哲也会長
「希望あふれる未来とか、人の優しさとか、そういうことを伝えていきたいなというふうに思いますし、平和を願う人たちの心に寄り添うようなそんな施設でありたいなと思います」

おりづるタワーは今後、集まった折り鶴の活用方法を募集し、戦後80年となる来年には、折り鶴の再生に取り組むとしています。
《2024年7月12日放送》