AIで介護サービスの老人ホーム ベネッセが2024年10月開始
教育事業を展開するベネッセが2024年10月に広島市内に有料老人ホームを開設します。施設の充実度もさることながら注目はAI(人工知能)をも駆使した介護サービスです。入口のホールにはグランドビアノ。映画を鑑賞できるラウンジに加え開放的な屋上テラスでは歩行訓練もできます。広島市南区で2024年10月から入居が始まるのはベネッセが手掛ける広島県内初の老人ホームです。
■宮脇 靖知 アナウンサー
「中に入ると部屋は広々とした空間でホテルの部屋で生活するような快適な時間も流れそうです」
夫婦で入居できる広いタイプの部屋などそれぞれの生活スタイルに合わせた全71室を備えます。食事も広島の食材を取り入れたこだわりのメニュー。入居費は800万円。月額およそ26万円からです。最大の特徴的は安心のサポート体制。看護職員は24時間常駐し、急な体調の変化には地域の医療機関とも連携します。さらに注目は人工知能を使った介護サービス「マジ神AI」です。高い評価を受ける介護職員の経験をAIが学習し、入居者の不安やイライラに対し食事や睡眠のデータなどをもとに最適な対応へのヒントを提示します。
■介護職 安食 香澄 さん
「ナースとか機能訓練指導員とかホームに所属している職種全員がケアのヒントをもとに原因に対してしっかり支援をしていくことができる。そうすることで入居者も困りごとが減る」
AIを使い経験を共有することで現場スタッフの負担を減らすだけでなく、入居者の生活の向上をはかります。
■ベネッセスタイルケア 安達 覚史 執行役員
「施設で働く人も様々な人がいる介護の経験があまりない人学生で卒業したばかりの人もいる我々が今まで積み上げたものケアのヒントがある。満足できるサービスをしていけるかなと思う」
【2024年9月11日 放送】