広島県安芸高田市議会の広報紙「議会だより」の発行費を追加した議決をめぐり、議決の取り消しを求めていた市の審査申し立てについて広島県はこれを棄却しました。

安芸高田市議会の広報紙を巡っては、石丸前市長が「虚偽があり議会の実態が正しく伝えられていない」と指摘。今年度の当初予算に発行費を計上しませんでした。

これに対し議会側は、発行費を追加した修正案を可決。
石丸前市長は予算提出権の侵害にあたるとして再議にかけましたが、議会は議決を維持し、石丸前市長が審査を広島県知事に申し立てていました。

これについて県は「市長の予算提出権を侵害するものであったとは認められない」として、申し立てを棄却しました。
安芸高田市は、裁定結果を受け入れるとしています。
(2024年7月22日放送)