広島ドラゴンフライズ・朝山正悟 「ステップアップしていく大事な1年目」 現役ラストシーズンの新年の誓い
新年を迎え、賑わう広島市内の神社。ここへ初詣に訪れたのが、広島ドラゴンフライズの朝山正悟です。42歳の朝山は、現役生活20シーズン目を数えます。
■広島ドラゴンフライズ 朝山正悟選手
「僕はね、(願い事が)毎年大体決まっていまして。みんなが健康で、みんなが幸せでいられますようにっていうところと、あとは個人的にね、健康でシーズンを戦い抜けるところ。」
参拝の後、決まって訪れるのが、境内にそびえる樹齢500年のムクの木です。
■広島ドラゴンフライズ 朝山正悟選手
「これがね、いつもすごいパワーをもらえるっていうことで、来たら必ず触るんですよ。」
朝山は、シーズン前に大きな決断を下しました。
■広島ドラゴンフライズ 朝山正悟選手
「改めましてなんですけど、今シーズンをもちまして、引退させていただくこととなりました。」
Bリーグができる前から、ドラゴンフライズの主力を担い、Bリーグ発足後は、B2からB1昇格へ牽引した朝山。クラブの歴史を作った男の決断でした。
そんな朝山にとって、2023年12月、嬉しい再会がありました。朝山の元を訪ねたのは、佐古賢一さん。ドラゴンフライズの初代ヘッドコーチです。9年前、朝山正悟を広島にスカウトした、その人でした。今シーズンから古巣のシーホース三河にフロント入りした佐古さんは、チームと共に広島を訪れていました。
■シーホース三河シニアプロデューサー 佐古賢一さん
「変わってないですよ。こうやって会っても、気遣いってのを感じるじゃないですか。かわいい後輩です。長い間広島に面倒見てもらえてよかったねっていう話で。ここからまた、新たにいい挑戦できるといいねっていう話もして。」
■広島ドラゴンフライズ 朝山正悟選手
「僕自身がこの広島に来ることになったきっかけの方ですし、あの人からね、本当にたくさんのことを学ばさせてもらってるので、バスケットのこともそうですし、人生観みたいなところもそうですし、何でも話し合えるお付き合いが、これからもできたらなと思ってます。」
B1リーグは、シーズンのおよそ半分を終え、西地区4位のドラゴンフライズ(1月7日現在)。1月13日の試合で、朝山が今シーズン初のフィールドゴールを決めるなど、4連勝で上位へ食らいつきます。
■広島ドラゴンフライズ 朝山正悟選手
「見て見て。大吉だよ、大吉!『太陽を手に取る相があり』だって。かっこよすぎる。」
広島へ来て10年目。声援をもらう機会が増え、クラブの確かな足跡に目を細める朝山正悟。現役ラストイヤーへ臨む、朝山の決意です。
■広島ドラゴンフライズ 朝山正悟選手
「2023年は、本当にいろんなことを僕が決断させてもらった年だったと思いますね。その決断したものというものを、やっぱりそれで良かったんだと、そういう風に思えるような、そういうまた1年にしていきたいと思いますし、ステップアップしていく大事な1年目ていうところの、なんか後々考えた時に、そういうまた風にしていけたらなと、そう思ってます。」
【進め!スポーツ元気丸 2024年1月14日放送】