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歌声よ、音色よ、舞よ、届け北陸へ! 県内アーティストたちが能登半島地震被災地支援チャリティー公演【徳島】

2024年7月23日 19:00
歌声よ、音色よ、舞よ、届け北陸へ! 県内アーティストたちが能登半島地震被災地支援チャリティー公演【徳島】
7月21日、邦楽や伝統芸能、クラシックなどで活躍する徳島県内のアーティストたちが、徳島県北島町で能登半島地震被災地支援のためのチャリティー公演を行いました。

アーティストたちの想いはひとつ、北陸地方へ届ける「天地(あわ)のうた」。


歌声よ届け、音色よ届け、舞よ届け、北陸へ。

2024年元日、能登半島で最大震度7を観測した地震。

石川県内で災害関連死を含めて299人が亡くなり、いまだ3人が行方不明となっています。

半年経った今も、建物の公費解体が完了したのはわずか4%。復興への課題は山積みです。

(鳴門市出身のインド古典舞踊家 亀本美砂さん)
「テレビの映像を見たとき、何かさせてもらいたい、ただそれだけ」

北陸支援へと、県内のアーティストたちが立ち上がりました。

「プロジェクトあい」、インド古典舞踊の踊り手、鳴門市出身の亀本美砂さんを中心に、邦楽や伝統芸能、クラシックなど幅広い分野で活躍する有志のグループです。

「プロジェクトあい」では、2011年から東日本大震災の被災地支援として、チャリティー公演「大地のうた」を計8回開いてきました。

しかし、近年はコロナ禍で延期を余儀なくされてきました。

(スタッフ)
「アップします」

今回、能登半島地震で被災した子どもたちの支援のため、5年ぶりに再集結。

名前を「天地のうた」と改め、公演を行うことになりました。

(プロジェクトあい 亀本美砂代表)
「有志のひとりひとりに声を掛けたときに、皆さんやっぱり『何かしたい』と思っていたんだなと、それが繋がったんだなと。今までの東北応援のほぼ10年の有志たちとの積み重ねがあったから、またみなさんの心が結集した」

本番当日、北島町の創世ホールには200人以上の観客が集まりました。

チケット代の2000円や募金は、義援金としてセーブ・ザ・チルドレンを通じ、北陸へと送られます。

美波町からは和太鼓グループ「日和佐太鼓創作会」、東祖谷からは「祖谷の粉挽き歌」の名手・都築麗子さんも参加。

石井町の和太鼓グループ「藍風」、代表の坂本健作さんは2011年からこれまで全ての公演に出演しています。

(「藍風」 坂本健作さん)
「僕たちがそれぞれ出演し、みんなの気持ちがひとつになって能登へ送れたら良い。やりきりました」

亀本さんもインド古典舞踊で大地へ祈りを捧げます。

そして、数々の国際コンクールで入賞している徳島市のソプラノ歌手・井上ゆかりさんが美声を響かせました。

♪ふるさと♪

公演のしめは「阿波踊り」。

有名連の「阿呆連」は趣旨に賛同し、今回初めて参加しました。

復興への想いを込め、舞います。

(観客)
「きょうはすごかった」
「最高だった」
「被災地に届けられたら良かった」
「太鼓聞いたとき、何か体が震えた」
「前も来たことがあるが、そのときより自分も成長していて、より色んなことを考え感じることがある公演でした」
「毎日被災地に想いを馳せることはないが、こういう公演を聞くことにより、改めて被災地の人々について考えるきっかけになる。すごく来てよかった」

(プロジェクトあい 亀本美砂代表)
「久しぶりだったけど、善意や真心の催しもので、響き合って心をひとつにして作り上げていく手ごたえというか、そういったものの素晴らしさをまた感じさせてもらった。阿波人の心意気、その素晴らしさを満喫させてもらえるチャリティー公演だったのでは」


まさに県内各分野のアーティスト、オールスターでした。

これほどの人たちが集まったのは、亀本さんの強い想いがあったほかありません。

チケット収入約45万円と集まった募金は、義援金として被災地の子どもたちの支援に充てられます。

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