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毒キノコ「ツキヨタケ」を食べ食中毒 阿南市のお好み焼き店で客が持ち込んだキノコを食べる【徳島】

2024年10月21日 21:23
毒キノコ「ツキヨタケ」を食べ食中毒 阿南市のお好み焼き店で客が持ち込んだキノコを食べる【徳島】
10月18日、徳島県阿南市羽ノ浦町中庄のお好み焼き店「どんぐり」で、毒キノコを食べたことによる食中毒が発生しました。

徳島県によりますと、10月18日夕方、客の1人が県内で採ったキノコを持ち込み、それを調理して食べた62歳から83歳の男女8人に嘔吐や下痢などの症状が出ました。

19日、診察した医療機関から阿南保健所に連絡があり、残っていたキノコを調べたところ、形状や症状から毒キノコの「ツキヨタケ」だとして、植物性自然毒による食中毒だと判断しました。

徳島県は、この店を10月20日から7日間の営業停止処分としています。

厚生労働省によりますと、2023年までの10年間で、国内では毒キノコによる食中毒が241件、633人の患者が発生しています。

このうち「ツキヨタケ」による食中毒が最も多い117件で、患者数は343人です。

徳島県内の状況について、県の担当者に聞きました。

(徳島県危機管理部安全衛生課 神崎姫奈主任)
「(徳島県内で)『ツキヨタケ』による食中毒は2006年以来で、キノコによる食中毒では2017年以来になる。食べられるキノコと毒キノコは見た目がそっくりで、見分けることがすごく難しいので、『採らない』『食べない』『売らない』『人にあげない』というのを徹底してほしい。食べてしまった場合は、速やかに医療機関を受診してもらいたい」

なお今回の食中毒で3人が入院しましたが2人は退院、もう1人も21日時点では快方に向かっているということです。

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