【コロナ禍前に戻る】熊本空港の今年度の旅客数320万人 TSMC進出で国際線の旅客増加
今年度の熊本空港の旅客者数が320万人に達する見通しです。300万人を超えるのはコロナ禍前の2019年以来です。特に、相次ぐ国際線の再開や就航で、海外の利用者増加が見込まれています。
熊本県は12日の県議会特別委員会で、熊本空港の旅客者数の推移や今後の見通しなどを示しました。それによりますと、今年4月から10月までの旅客者数は、国内線と国際線をあわせて約185万5000人でした。このままのペースで推移すれば、今年度は320万人に達する見通しだということです。300万人を超えるのは、コロナ禍前の2019年度以来です。
熊本空港では今年1月から国際線の再開、就航が相次いでいます。特にTSMCの進出で交流の活発化が期待される台北線が就航した9月以降は、大幅に旅客者数が増えました。県は今後も国際線の利用が増えるとみていて、今年度は過去最多の2018年度と並ぶ20万人台の旅客数を見込んでいます。
県はさらなる利用の増加に向け、新規路線の誘致や増便に取り組むとともに、運用時間の見直しも含めた空港機能の強化に関係機関と連携しながら取り組むとしています。
県はさらなる利用の増加に向け、新規路線の誘致や増便に取り組むとともに、運用時間の見直しも含めた空港機能の強化に関係機関と連携しながら取り組むとしています。