｢あっという間に完売｣地区に残った1本のブドウから生産｢高浜ワイン｣今年も販売

天草市天草町で1本のブドウの木から生産を始めた｢高浜ワイン｣が、今年も完成しました。

11月24日に行われた高浜ワインの販売会。天草市天草町高浜地区ではむ以前はブドウ栽培が盛んでしたが、戦時中に食糧確保のためにイモに植え替えられるなどして1本しか残っていませんでした。

そして15年前、再びブドウで地域おこしをしようと、地元の振興会が挿し木で増やし始めました。

今では100本ほどになり毎年、収穫したブドウでワインをつくっています。今年は1200キロあまりを収穫し、1138本のワインが完成しました。

一般販売が行われた24日は、早朝から並んだという人も。
■購入した人
「朝5時半過ぎに来ました。12月が自分の誕生日なので、その時に飲もうと思っています」
■購入した人
「去年がとてもおいしかったということで、いつもお世話になっている方に贈ります」

予定していた約100本はあっという間に完売しました。今後は、天草市内の一部の宿泊施設や飲食店でも提供されるということです。