神社のお守りや和菓子作り ウクライナからの避難者が熊本の文化や歴史を体験
ロシアの侵攻により、ウクライナから熊本に避難してきた人たちが熊本の歴史や文化を体験するツアーが開かれました。神社のお参りや和菓子作りを体験。地域の人との交流を楽しみました。
9日、山鹿市の八千代座。明治時代に建設された芝居小屋を訪れたのは、熊本県内で暮らすウクライナから避難してきた9人です。慣れない土地で生活をする中、熊本の文化や歴史に触れてもらおうと、県の国際協会が観光ツアーを企画しました。
観賞したのは、山鹿灯籠踊り。
■参加した女性
「初めて見た。とてもきれいだと思います。ウクライナはとても元気なダンス。日本のダンスはとても静かできれい。この文化好きです」
次に訪れたのは菊池市。足湯に浸かりながら家族で団らん。避難した人同士も会話が弾みます。菊池神社ではお守りを選び、日本の文化を体験。手に取ったのは干支のお守です。
■参加した女性
「これ毎年の生き物みたい。私はドラゴンだから探している。たぶんこれドラゴン!」
最後は和菓子作り。1940年創業の中原松月堂で、桜とミカンの上生菓子を作ります。
(中原大松さん)「そして最後に皮をむきますよ」
(参加者)「お~」
作り方を教わりながら手のひらで生地を丸め、形を整えます。初めての、和菓子作り体験に参加者は…。
■参加した女性
「楽しかったです。顔を見て話すこともできて、いいことです」
■熊本県国際協会ウクライナ避難民受入支援員 下山明子さん
「楽しまれているのが伝わってきたので、企画者としても非常にありがたく、良い時間でした」
県は今後も交流イベントを続けたいとしています。