西南戦争の激戦地・田原坂が舞台 地元の小学生がオリジナルのミュージカルを上演
熊本市北区植木町の子どもたちが授業で学んだことをもとにオリジナルのミュージカルを作り、3月1日に披露されました。
■女子児童
「戦争で荒れた田原が未来にどうなっているのか知りたくて 146年後のこの世界にやってきたんだ」
3月1日、熊本市北区植木町で披露されたミュージカル。作ったのは、地元・田原小学校の児童です。西南戦争真っ最中の田原坂と現代の田原小学校を舞台に、脚本や曲、ステージで使う道具の準備など約半年かけて完成させました。
■男子児童
「いくらお国のためと言っても、命がなくなっては未来がない。私たちは同じ人間じゃ。あなたにも大切な家族がいる」
舞台には自分たちが暮らす地域の歴史に加え、授業で学んだ歌や地元に伝わる剣舞などを盛り込み、保護者や地域の人たちに披露しました。
ミュージカルの上演は無事に終了。訪れた人たちから大きな拍手が贈られました。
■児童
「戦争のこととか、田原であったことを伝えたくて、ちゃんと伝えることができて良かったです」
「表舞台には出ないけど、1人ひとりに必要なものとかシナリオとかを考えました。いやー、何とか終わりましたという感じでした」
「思い切りやれて良かったなと思いました」
全校児童約80人でつくりあげたステージ。自分たちが暮らす地域のことを見つめるきっかけにもなったようです。